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2007/06/08

別府町探訪:手枕の松

_576    昔から、高砂市や加古川市の海岸は「松どころ」つまり、松の名所として知られていた。

  曾根の松・高砂の相生の松・尾上の松、それに別府の手枕の松(たまくらのまつ)等を見て歩く「播州めぐり」というハイキングコースもあった。

 ◇手枕の松◇

  手枕の松は、広く知られ『播磨鑑』にも「・・・この社(別府の住吉神社のこと)松の大木有り、一抱えばかりの太さ、地より一間ばかり上にて、横にこけたる長さ十間ばかり、枝葉繁茂して、年々青く緑栄えたり。

  曾根の松に続き無双の霊松なり。

  こけたる幹につか柱(支えの棒)有り、廻りを石の垣にて隔つ・・・」とある。

  その松の姿が、人が手枕をして寝ているようなかっこうであるところから、手枕の松といわれた。

  茶店もあった。「播磨の松めぐり」に来た人たちは、この茶店で一服し松を見学したという。

  どんな話をしたのだろう・・・

  心地よい潮風があった。白い砂浜と松の風景が、はるかに続いていた。

  大正の初めごろから、松はだんだん枯れて今では昔の面影が見られない。

*『加古川市誌(第二巻)』参照

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飯沼 博一

  • 飯沼 博一
    加古川市在住の郷土史家。定年退職後、加古川地域の史跡を巡りながらブログを書き始めて、すでに2400回を突破しました。 加古川周辺の地域学講座の講師や、地域史編纂の執筆をしております。 代表的な著書に「A History of Kakogawa City~英語で読む加古川市の歴史~」(英語版)があります。
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